「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
諸行とは、すべてのもの。無常とは、常が無いということで、続かない、変わらないものはないということ。
なので、諸行無常とは、すべてのものは続かないという意味です。
諸行の中には、私たちの日常生活で欠かせないもの、家、電化製品、パソコン、スマートフォンなども入りますし、私たちの家族、友人、そして、私の健康、命も含まれます。
どんな物もやがては壊れる、生まれた者は必ず死ぬ、仕事基地もやがては閉店する。
というわけで、”やがて”が”12月26日”という感じです。
仕事基地の運営会社が変わって、数ヶ月ですが、そこも諸行無常なのです。
七代目店長のナカザワさんは、懇意にしている社長さんと新規事業のために時間を割くことになりました。
「仕事基地を続けながら、新規事業を手伝います!」
と言っていましたが、反対したのは、四代目店長のボスです。
「新規事業はそんな甘くないです。2つも一緒にやれないし、どちらも中途半端になるのでダメです!なので、その大切な社長さんのお手伝いをコミットしてください!」
というわけで、閉店に至ります。
ここのところは、何の仕掛けもせず運営をしていたのですが、相変わらず学生たちは来てくれているので、とてもありがたかったです。
ただそれでも、月間の平均利用者数は減っているので、ここからまた再起を図るとなると、新規事業レベルのパワーを要します。
もう、ボスは次の事業に向けて動いていますし、先代の店長たちもそれぞれの道を進んでいますし、建物の老朽化もあって、契約があと1年くらいしかないし。移転も考えたけど、良い場所がなかなかないですし。
なので、やはり閉店に至るのです。
「始めた事業をちゃんと終わらせる」のも、創業会社、運営会社の務めだと思います。
終わりよければ全てよし、って言いますもんね?
とはいえ、別の場所で続けたいと思う運営者がいれば、以下からご相談ください。相談にはのります。
若者向け、学生向けのコワーキングスペースをつくりたい!学生が集まる場所をつくりたい!という人たちに、私たちの経験が活かせるよう、運営ノウハウや課題解決策についてまとめようと思っていますが、ざっくりとしたデータを出しておきます。
■累計利用者数:およそ58,000名
■最終内訳:大学生83.9% 中高生4.9% その他一般11.2%
■運営期間:2013年9月3日~2019年12月26日
■運営日数:2305日
たくさんのドラマを観させてもらいました。笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり。忙しかったです。
みんな、来店してくれて、ありがとう!大切に使ってくれて、ありがとう!話してくれて、ありがとう!
というわけで・・・これにて一旦、天神仕事基地は、閉幕です!
あー楽しかった!